修了者
香川大学医学部附属病院 安西馨さん 第2期生
【術中麻酔管理領域パッケージ修了】
【特定看護師として】
研修中は、仕事と研修の両立が大変だと思うことももちろんありましたが、それよりも、臨床経験の豊富な先生方から多くの事を学べる楽しさや、学んだことが臨床で生かされていると実感できた時の充足感が優っていたように思います。現在は集中治療部で勤務しており、人工呼吸器管理や疼痛管理などを実施する機会が多く、第一に患者さんにとっての安全安楽を考えたうえで、根拠を持って判断し実践するようにしています。疼痛管理を実施した患者さんから「痛みが怖かったけど、痛くなかった。」とリハビリ後におっしゃっていただくと、タイムリーに実施したことで患者さんの安楽が担保できたと感じることができます。
同じ部署で働く医師からは、人工呼吸器管理の指示を受けた特定看護師がいることで人工呼吸器に以前よりも気を配ってくれるスタッフが多くなって、人工呼吸器を使用する機会の多いICUでは大きな利点、と言っていただいたこともあります。今後は医師のタスクシフトのみならず、看護師として特定行為が看護にどう活かされるのかということも考えながら、活動していきたいと思います。