医学部の教員、各専門医、臨床研修指導医、専門看護師や認定看護師など、総勢数十名が授業を担当しています。
コンセプトConcept
香川大学特定行為研修は、急性期医療や在宅医療の現場において、安全・安心かつ高度な臨床実践能力を発揮できる「Skill」「Safety」「Science」「Spirit」の、4つのSを併せ持つ人材を育成します。本研修は、看護師自らが社会的責任と役割を自覚し、自己研鑽を継続するための基盤となるものです。県下唯一の大学病院として、新たな医療の発展に寄与する看護師を養成することで、地域医療の質向上に貢献します。
研修目標Objective
- 01急性期医療や在宅医療の現場において、迅速かつ包括的な臨床判断をおこなうために必要な知識、技術及び態度の基礎的能力を養う。
- 02急性期医療や在宅医療の現場における、医師又は歯科医師からの手順書による指示に対し、自身による正確な臨床判断を行い、患者の安全に配慮しつつ、特定行為を実践する能力を養う。
- 03医学的視点に加え看護学的視点を持ち合わせた、新たな役割を担う人材として、多職種と協同することでチーム医療を効果的に支援する能力を養う。
研修修了認定Certification
本研修を修了するには、共通科目の修了要件を満たし、続いて区分別科目の修了要件を満たす必要があります。
修了認定は特定行為研修管理委員会で審議されます。
※本研修修了者には、保健師助産師看護師法第37条の2第2項第1号に規定する特定行為及び同項第4号に規定する特定行為研修に関する省令に基づき、該当する領域パッケージ研修もしくは当該特定行為区分の修了証を交付し、研修修了者の名簿を厚生労働省に提出します。
香川大学特定行為研修センターについてAbout us
令和2年2月26日付で厚生労働省から特定行為研修指定研修機関に指定されました。
令和2年4月より当院並びに地域の看護師を対象とした特定行為研修を開講しています。
高度医療の現場や地域医療の現場において医師の包括的指示の下に高度な臨床実践能力を発揮できる看護師の育成を行っています。
特定行為研修Specified Medical Acts Training Program
特定行為研修は、「共通科目」と「区分別科目」からなり、講義・課題レポート提出・演習・実習・試験によって行われます。
特色
医療手技のトレーニングは、トレーニング機材の充実したスキルスラボラトリーで繰り返し手技練習を行うことができます。研修生室には1人1台ずつ利用できるパソコンがあります。
e-ラーニングによる講義時間は登校不要です。インターネット環境があれば、パソコンやスマートフォンから好きな時間に繰り返し受講できます。
パッケージ研修・コース研修
各領域の実践的な特定行為がパッケージ化されている履修スタイルです。特定行為区分ごとの履修スタイルよりも効率よく履修できます。現在あるいは近い将来の自己の看護実践に見合った領域を深める学びは、医療の質向上や医師のタスクシフトに繋がる即戦力としてより一層活躍できるものと期待されています。
パッケージ研修
各領域の実践的な特定行為がパッケージ化されている履修スタイル
在宅・慢性期領域パッケージ
想定する患者像:療養が長期に渡る、もしくは最期まで自宅又は施設等で療養する状態の患者
※自施設での臨地実習が困難な場合は、他の協力施設での臨地実習が可能ですので、
事前にご相談ください。
ただし、研修受講料以外に実習費用が別途必要となります。
| 特定行為区分 | 特定行為 | 履修 時間 |
|---|---|---|
| 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | 気管カニューレの交換 | 8h |
| ろう孔管理関連 | 胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換 | 16h |
| 創傷管理関連 | 褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去 | 26h |
| 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 脱水症状に対する輸液による補正 | 11h |
周術期麻酔管理領域パッケージ
想定する患者像:麻酔管理のもと手術を行う術中の患者
| 特定行為区分 | 特定行為 | 履修 時間 |
|---|---|---|
| 呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 | 9h |
| 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 | ・侵襲的陽圧換気の設定の変更 ・人工呼吸器からの離脱 |
17h |
| 動脈血液ガス分析関連 | ・直接動脈穿刺法による採血 ・橈骨動脈ラインの確保 |
13h |
| 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 脱水症状に対する輸液による補正 | 11h |
| 術後疼痛管理関連 | 硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整 | 8h |
| 循環動態に係る薬剤投与関連 | 持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整 | 12h |
外科術後病棟管理領域パッケージ
想定する患者像:一般病棟の術後管理において特別な介入を必要とする併存症がなく、標準的な外科的治療が行われた患者
※令和9年度は、受講生の募集はありません
| 特定行為区分 | 特定行為 | 履修 時間 |
|---|---|---|
| 呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 | 9h |
| 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 | ・侵襲的陽圧換気の設定の変更 ・非侵襲的陽圧換気の設定の変更 |
17h |
| 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | 気管カニューレの交換 | 8h |
| 胸腔ドレーン管理関連 | ・低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更 ・胸腔ドレーンの抜去 |
13h |
| 腹腔ドレーン管理関連 | 腹腔ドレーンの抜去(腹腔内に留置された穿刺針の抜針を含む) | 8h |
| 栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連 | 中心静脈カテーテルの抜去 | 7h |
| 栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連 | 末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入 | 8h |
| 創部ドレーン管理関連 | 創部ドレーンの抜去 | 6h |
| 動脈血液ガス分析関連 | 直接動脈穿刺法による採血 | 9h |
| 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 | 11h |
| 術後疼痛管理関連 | 硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整 | 8h |
| 循環動態に係る薬剤投与関連 | ・持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整 ・持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整 |
16h |
コース研修
10の特定行為区分の中からニーズに応じた区分を選択する履修スタイルです。
香川大Sコース
| 特定行為区分 | 特定行為 | 必修・ 選択 |
|---|---|---|
| 呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 | 選択 |
| 呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 | ・侵襲的陽圧換気の設定の変更 ・非侵襲的陽圧換気の設定の変更 ・人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 ・人工呼吸器からの離脱 |
選択 |
| 呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | 気管カニューレの交換 | 選択 |
| 胸腔ドレーン管理関連 | ・低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更 ・胸腔ドレーンの抜去 |
選択 |
| 腹腔ドレーン管理関連 | 腹腔ドレーンの抜去(腹腔内に留置された穿刺針の抜針を含む) | 選択 |
| 栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連 | 中心静脈カテーテルの抜去 | 選択 |
| 栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連 | 末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入 | 選択 |
| 創部ドレーン管理関連 | 創部ドレーンの抜去 | 選択 |
| 動脈血液ガス分析関連 *香川大学医学部附属病院所属の者は必修 |
・直接動脈穿刺法による採血 ・橈骨動脈ラインの確保 |
選択 |
| 栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | ・持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 ・脱水症状に対する輸液による補正 |
選択 |
研修スケジュールSchedule
- 演習、学内実習、OSCE、筆記試験は 登校指定日です。
- 共通科目の登校指定日は 計19日間 (令和8年度実績)。
- 区分別科目の登校指定日は10~18日程度、パッケージにより異なります。
- 臨地実習は自施設で行います。


