修了者

【特定行為看護師が在宅診療で活躍するために】
　私は2023年度に看護師特定行為研修の在宅・慢性期領域パッケージを受講しました。各専門分野の医師から病態や解剖生理、フィジカルアセスメント、臨床推論、医師の診察技術を学び、幅広い視野で診ること、様々な知識とアセスメント能力が重要であることを再認識しました。
　現在は訪問診療専門のクリニックで勤務し、医師の診察同行看護師をしています。医師と同行の上での特定行為が大半ですが、状態の安定している方には１人で訪問する機会もあり、本人・家族の生活リズムに合わせて胃瘻・気切の交換などを行う事で、感謝のお言葉を頂く事もあります。また看護師が特定行為を行う事でお話を聞く時間が取れた、褥瘡処置後に細かいケアの方法やポジショニングなどの指導をしてもらえ助かるなどの言葉を同行医師から頂く事も増え、よりモチベーションを高めながら仕事と向き合う事ができています。
　現在、訪問診療専門クリニックスタッフとして特定行為を行うための仕組みを構築中であり、特定行為看護師が一人で安全・安心に活動できるようにすることが目標です。特定行為看護師が在宅医療の中で多くの方に認識され活躍し、他スタッフへの知識技術提供も含め、患者様により良い医療を提供できるよう自分の役割を果たしていきたいと考えています。