各領域の実践的な特定行為がパッケージ化されている履修スタイルです。特定行為区分ごとの履修スタイルよりも効率よく履修できます。現在あるいは近い将来の自己の看護実践に見合った領域を深める学びは、医療の質向上や医師のタスクシフトに繋がる即戦力としてより一層活躍できるものと期待されています。現在、3つのパッケージ研修を開講しています。
想定する患者像:療養が長期に渡る、もしくは最期まで自宅又は施設等で療養する状態の患者
特定行為区分 | 特定行為 |
---|---|
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | 気管カニューレの交換 |
ろう孔管理関連 | 胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換 |
創傷管理関連 | 褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去 |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 脱水症状に対する輸液による補正 |
想定する患者像:一般病棟の術後管理において特別な介入を必要とする併存症がなく、標準的な外科的治療が行われた患者
※令和7年度は、受講生の募集はありません
特定行為区分 | 特定行為 |
---|---|
呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 |
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 | ・侵襲的陽圧換気の設定の変更 ・非侵襲的陽圧換気の設定の変更 |
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | 気管カニューレの交換 |
胸腔ドレーン管理関連 | ・低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更 ・胸腔ドレーンの抜去 |
腹腔ドレーン管理関連 | 腹腔ドレーンの抜去(腹腔内に留置された穿刺針の抜針を含む) |
栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連 | 中心静脈カテーテルの抜去 |
栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連 | 末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入 |
創部ドレーン管理関連 | 創部ドレーンの抜去 |
動脈血液ガス分析関連 | 直接動脈穿刺法による採血 |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 |
術後疼痛管理関連 | 硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整 |
循環動態に係る薬剤投与関連 | ・持続点滴中のカテコラミンの投与量の調整 ・持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整 |
想定する患者像:麻酔管理のもと手術を行う術中の患者
特定行為区分 | 特定行為 |
---|---|
呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 |
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 | ・侵襲的陽圧換気の設定の変更 ・人工呼吸器からの離脱 |
動脈血液ガス分析関連 | ・直接動脈穿刺法による採血 ・橈骨動脈ラインの確保 |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | 脱水症状に対する輸液による補正 |
術後疼痛管理関連 | 硬膜外カテーテルによる鎮痛剤の投与及び投与量の調整 |
循環動態に係る薬剤投与関連 | 持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整 |
10の特定行為区分の中からニーズに応じた区分を選択する履修スタイルです。
特定行為区分 | 特定行為 | 必修・選択 |
---|---|---|
呼吸器(気道確保に係るもの)関連 | 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 | 選択 |
呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連 | ・侵襲的陽圧換気の設定の変更 ・非侵襲的陽圧換気の設定の変更 ・人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 ・人工呼吸器からの離脱 |
選択 |
呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連 | 気管カニューレの交換 | 選択 |
胸腔ドレーン管理関連 | ・低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更 ・胸腔ドレーンの抜去 |
選択 |
腹腔ドレーン管理関連 | 腹腔ドレーンの抜去(腹腔内に留置された穿刺針の抜針を含む) | 選択 |
栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連 | 中心静脈カテーテルの抜去 | 選択 |
栄養に係るカテーテル管理(末梢留置型中心静脈注射用カテーテル管理)関連 | 末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入 | 選択 |
創部ドレーン管理関連 | 創部ドレーンの抜去 | 選択 |
動脈血液ガス分析関連 *香川大学医学部附属病院所属の者は必修 |
・直接動脈穿刺法による採血 ・橈骨動脈ラインの確保 |
選択 |
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連 | ・持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 ・脱水症状に対する輸液による補正 |
選択 |
e-ラーニングによる講義時間は登校不要です。インターネット環境があれば、パソコンやスマートフォンから好きな時間に繰り返し受講できます。
医学部の教員、各専門医、臨床研修指導医、専門看護師や認定看護師など、総勢数十名が授業を担当しています。
医療手技のトレーニングは、トレーニング機材の充実したスキルスラボラトリーで繰り返し手技練習を行うことができます。研修生室には1人1台ずつ利用できるパソコンがあります。